朝日新聞、08/12/08-10
●岐阜から奄美へ、傷だらけ1110キロ(08/12/10夕 1面、写真付き)
ー「アサギマダラ」という蝶は春には北へ、秋には南下する渡りの蝶である。どこまで渡るか、試しに岐阜県下呂市観音峠でつかまえた蝶の羽根に日付と連絡先を書き込んで放った。それが高知県で一旦捕獲され、写真を撮った後放たれ、最終的に40日後に奄美大島市名瀬で再々捕獲された。その時は羽根がぼろぼろになっていたという。
●自民、弱まる改革志向、朝日・東大調査(08/12/08、1,3面)
ーもろもろの党に属する議員にどれだけの政策のずれがあるかの調査結果。次期衆院選立候補予定者900人を対象に調査したもの。概していえば、3面の見出し通り、「防衛・財政、自・民隔たり」の傾向があるが、それより、両党内の議員ごとの意見の隔たりが大きい。意見の分布を,安保・外交についてタカからハトへの軸、改革について進めるか、現状維持かの軸を二つの軸にとって、座標で位置づけると,互いに入り乱れていることがよく分かる。中川(秀)や石原(伸)らと、鳩山(由)や菅らが意外に近い。政策だけからいえばどのあたりが結びつくといいか、再編の将来を予感させる。それにしても、自民全体としては小泉改革にすっかり後ろ向きになっている。公明はつねに座標軸の真ん中にいて、どこの党とも組めるという位置にいることも微妙。
●大臣コロコロ、官僚冷淡(08/12/08夕、トップ)
ー朝日もよくぞ、えげつない見出しを付けたものだ。それほど麻生内閣は、官僚からもマスコミからも(もちろん国民からも)見放されている。小見出しに「『もう死に体』政治と距離」ともある。コロコロというのは、この2年、各省の大臣がコロコロと替わっていること。農水と防衛は何と6人も替わっている。そうなると官僚は、どうせすぐ替わる大臣という扱いしかしない。行政の停滞ぶりはまことに嘆かわしい。
●ニッポン人脈記、民の心を測る(9)信用危うし、ウソと苦闘(08/12/10夕 1面)
ー先日来何度かスクラップで紹介しているこのシリーズは、世論調査法の確立のために尽くした人々を取り上げている。今回は調査員による世論調査の時代に、調査員が回収率を上げるためにウソの調査票をでっち上げたことがあること、それを疑い全件の追跡調査をしてその事実を明らかにした責任者の話が出ている。回収率とかそれに利益が絡むとろくなことにならない例。いまは調査に協力する気にさせる工夫した調査票による郵送法に置き換わっているという。
●雨水、ためれば資源(08/12/10 生活面)
ー雨水を下水に流れっぱなしにせずに溜めて,庭の散水、トイレや風呂、洗濯に利用すると水道代の節約だけでなく、洪水対策にもなるという実例の紹介。わが家でも裏庭には水道栓がなく,散水に苦労する。早速雨水をためる工夫をしてみようか。そういうとワイフは「やってごらん」と笑う。
2008年12月11日木曜日
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