2008年11月16日日曜日

Google Scholar で自分の論文リストを調べる

 Google の検索サービスとして、”Google Scholar" があることは知っていた。学術論文誌に発表された論文を著者名やキーワードで検索できる。そこで自分の論文を検索してみた。ちょっとやっかいなのは、抄録を公開する際に、論文誌によって著者名を "Masashi Iizumi" としたものと、省略して "M.Iizumi" としたものとがあることである。フルネームの "Masashi Iizumi" で引いてみると、自分の主論文などが出てこない。"M. Iizumi" では、同姓同名の人がたくさん混じり込む。あれこれやってみて、完全でないものの、ほとんどを網羅していて、かなり他を排除しているように思える検索結果が下記である。別人のものも混じっているが、内容が全く別分野のものなので、分かっていただけよう。

著者:"Masashi Iizumi" OR 著者:"M.Iizumi" - Google Scholar

 こんなことをやってみたのは、かつて在米中に一緒に仕事をしたアメリカ人の研究仲間と、明日から2,3日東京で過ごすことになっていて、以前の四方山話に花が咲くことになるだろうから。彼ももう引退している。私が研究現場から引退したのは、20年も前のことである(研究所の経営・企画部門に移った)。彼と会って話しとなれば、きっと話題になりそうな仕事のことを少しは思い出しておこうと、彼と共著で書いた論文は何だったか、記憶を呼び起こすためにトライしてみたのが、このグーグル・サービスである。

 はじめて使ってみたのだが、ずいぶん充実しているので、感心した。グーグルは一般の人だけでなく、専門分野にまで役立つようにとずいぶん手を広げている。検索して出てくるのは、論文の抄録だが、学会員であれば、論文全部を読める。その部分は、各学会ごとに十数年このかた電子化の仕事が進んでいて、論文をパソコン上で読めるようになっている。

 私が現役研究者時代にやっていたことを、多少なりと読者に知ってもらう役に立つかと、ここに検索リストを記しておくことにした。なお上記リストには、日本語で書いた論文は収録されていない。それはそれでできるのだろうが、今回はやってみなかった。私は論文数は多い方ではない。研究分野を途中で変えたため空白期間があったのと、早めに研究現場から退いたなど、いくつかの理由がある。一生通じてこつこつと研究を続けた人は、研究分野にもよるが共著論文を含めて、100は優に超えて、数百編に及ぶ人もいる。

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