2010年9月15日水曜日

旅行先でのインターネット・ガジェット



 今回の海外旅行でこのブログの書き込みなどに使った道具類(ガジェット)を紹介しよう。ネットへの接続端末、接続手段、画像の取り込み、ブログへの投稿などについてである。

 ネットへの接続には、iPad と iPhone を使用した。両方とも無線LAN(wifi)経由である。さいわい最近ではどのホテルでも、また今回利用したクルーズ船でも、無線LANは整備されている。無料ではなく、料金さえ払えば利用できる。これはかなり高めである。有線LANだけしか利用できない場合もあり、その場合に備えて、有線で受けて無線にしてくれる無線LANルーターを持参したが、使えなかった。パスワードを失念からである。自宅で普通に使っていたものを、そのまま使えると持っていったら、接続にパスワードを要求されて、何ともしようがなかった。帰ってからマニュアルを見たら、機器の裏面にあるシリアル番号を入れればいいのだった。

 接続端末としては、あえてノートパソコンを持たず、iPhone と iPad を使った。後者は最近、時代遅れになって使いづらくなったパソコンの代わりにと、妻が使いはじめたものだ。専用のキーボード(iPad Keyboard Dock) に取り付けると、スタンドの役割も兼ね(上記写真参照)、インターネットとメールしかしない妻にとっては十分用が足りる。もっと多様多彩な使い方ができるのだが、妻はほとんど関心がない。

 今回はiPadにこのブログに書き込みのできるアプリ(BlogPress)を入れ、カメラやメモリー素子から画像を取り込むためのアタッチメント (iPad Camera Connection Kit) を持参した。これはなかなか便利で、カメラを直接つないで(あるいはSDメモリーを直接挿入して)、画像を見たり、選択して取り込んだりできる(上記の写真でキーボード上に載っている白い部品がそれ。iPadのドック口に直接接続する)。iPadをデジタルカメラ画像のビューアとして、あるいはストレージとして使える。取り込んだ画像はアプリを利用して好みの画像処理をすることができ、リサイズしてブログの挿画に使った。ほとんど自宅にいてエントリ・アップするのと大差なく、不自由を感じなかった。iPhoneでも同じことができるが、やはり iPad の大画面と処理速度の速さにはかなわない(この旅行にはiPhone4は間に合わなかった、こちらだと速度は匹敵するだろう)。

 アップするブログは、グーグルのBlogspotを使った。この「雑記帳」である。もう一つのniftyの方のブログ(”Memorandum”)の方へもできたはずなのだが、未経験だったので、安全なこちらにした。遠く離れた異国で、あるいは大洋上で、iPad から画像付きのブログ・エントリをアップできるのは、これまでもiPhoneでの経験はあったが、さらに便利になったことを実感した。画像のアップロードに時間がかかり、複数枚をアップロードしようとすると時間切れになった。これは船の無線LANが船舶無線経由になるため、とてもブロードバンド並みの通信速度が出ないためだと推察した。

 インターネットにつながることで、旅先でもさまざまな情報を入手できた。iPhoneで「産経新聞」を毎日読んだ。簡単な速報ではなく、これは紙面そのものをいったん取り込みオフラインで読める。旅仲間に日ごとに日本でのニュースを使えるメッセンジャーの役目も果たした。鳩山仲介が決裂し小沢立候補になったとか、菅候補優勢だとか、セリーグは3強が競り合っているとか、さまざまなニュースを伝えた。

 ツイッターで即時的な情報に接することができた。ツイッターは個人的な呟きとか仲間内のおしゃべりの手段のように思われているが、じつは最もナウい情報伝達の手段であることは、その利用者にはよく認知されている。今回ずいぶんおかげをこうむった。家族や友人たちが、私のツイッターへの書き込みで、無事旅を続けていることを知ってもらった面も大きい。メールの送受信も自宅にいるのと変わりなくできた。

 ついでにカメラのことも書いておこう。これまでの旅行では、ニコンD300がメイン、オリンパスペンE-P2がサブだった。それが一変し、後者をはるかに多く使った。それは広角ズームレンズ9-18mmF4-5.6を使いはじめたことによる。もともと広角好きで、このレンズの写角(35ミリ換算で18-36mm相当)はピッタリ私好みである。切れ味もいい。上掲画像でオリンパスペンについているレンズがそれである。角形のフードといいスタイル的にもいい。他の交換レンズも持参したがレンズ交換をほとんどしなかった。D300の方はVR18-200mmF3.5-5.6 一本だけですませた。これは万能レンズ過ぎて好みではないのだが、旅行用としては重宝する。

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