昨日のことを書こうとしていましたが、船内活動(ストレッチとか、エアロビックスとか)にも忙しく、もたもたしているうちに、リスボンに着きそうです。テージョ川河口の灯台を過ぎました。上陸前に急いで昨日のことを書いておきましょう。
停泊したラ・コルーニャからバスで1時間弱。サンティアゴ・デ・コンポステーラまで行きました。このカシードラルは、フランスから延々と続く巡礼の道の最終目的地として有名です。多くの観光客が詰めかける広場で、徒歩旅行を終えた巡礼者たちが到達の喜びを噛みしめているようでした。杖を手に、ホタテ貝の道しるべをたよりに、30日もかけて歩いてくるのです。四国の西国霊場巡礼の旅と同じようなものですが、カトリック信者が一生に一度はと、試みるもののようです。若いうちに一夏かけてやってみるのでしょうか。
この寺院に祭られているのは、聖ヤコブ(十二使徒の一人で、ここまでやってきたと信じられています。私は?ですが)。金ピカのご本尊に後ろの階段と通路と通路から背後に回ることができ、手を回しで抱きしめると、全ての罪が許されると言われています。私ら一行もやって見ました。私はそっと触れるだけにしておきました。カトリックのこういう、俗信とも迷信とも思われる信心を大らかに取り込んでいるところが、興味深いです。このような間口の広さがカトリック教を支えているのだろうかと考えました。
写真としては、カテドラルの月並みな画像よりもと思い、広場に座り込んだ巡礼者の姿をのせました。
-- iPad から船内無線LANにて発信
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